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Q.62自分と他人の物の区別
2022-11-17
Q.うちの子は、人の持ち物を自分の物だとして、取り上げようとします。どのように自分の物と他人の物の区別を教えたら良いでしょうか?
A.ご家庭で、お子さまが家族の持ち物を使うときに、黙って使わないで『使っていい?』と聞く習慣をつけることから始めてみてはいかがでしょうか?
【お家の中で始めて見ましょう】
『家族の持ち物は何でも自由に触れることができるご家庭』の場合、お子さまは、『家の外にあるものも何でも触って良い』と勘違いすることがあります。
自分の物と人の物の区別が難しいお子さまに対しては、ご家庭の中で、自分の物と人の物の区別をすることから、始めてみてはいかがでしょうか?
【すぐに触ってはいけない物がある事を知る】
以前自分の物と他人の物との区別が難しいお子さまが、幼稚園にいました。保護者さまと幼稚園とで相談し、お母さまの携帯を触るときは、「使ってもいい?」と聞いてから触るようにしました。
【待つ習慣をつける】
上記のその習慣がある程度できてから、今度は「後でね」というワードを増やしていただきました。「後でね」と言われたら、触ることはできません。すぐに触らないで、待つことができるようになりました。そのようなことを繰り返す内に、幼稚園でも、「使って良い?」とお友だちに聞いて、すぐに他人の持ち物を取り上げることはなくなりました。
【家と外の使い分けが難しいお子さまの場合】
家ではOKで幼稚園ではNGという事もあると思います。家と外の使い分けが自然とできるようになるお子さまと、使い分けが難しいお子さまがいます。
使い分けが難しいお子さまであれば、たとえ今まで家庭内でOKであったことであっても、お子さまご自身が、良好な社会生活をするために、家族全体で話し合い、外のNGを家でのNGに変更する必要があると思います。
【家族全体で、外でのNGを教える意味】
将来お子さまが成人してから、社会に自らの行動パターンを合わせようとしても、小さい頃からの習慣はそんなに簡単に変えることができるわけではありません。保護者さまにとって不便を感じることがあると思いまが、社会生活を始めるこの時期に、家族全員の協力の下で、外でのNGを教えておいたほうが、お子さまが幼稚園生活、学校生活、仕事関係での人間関係は良好になるはずだと思います。
以上 ご参考になれば幸いです。