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園長の子育てブログ

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Q.93「誰が一番好き?」と聞かれたら

2023-06-06
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「Q.兄弟姉妹の中で誰が一番好き?」と聞かれたら、なんと答えたら良いでしょうか?
A.正解はありませんが、どのお子さまも、ママにとって、自分が特別な存在でありたいと思っているはずです。
 

【「あなたが一番好き。」と言う時に】

「あなたが一番好き。」と言う場合は、別々のところで一人一人にお話になってはいかがでしょうか?後で兄弟姉妹で、「自分が一番だと言われた」と喧嘩になったとしても、ママにとっては、どのお子さまも世界中で一番なのだから、嘘はないと思います。
 

【「兄弟姉妹全員同じように一番好き。」と言う時は】

「兄弟姉妹全員同じように一番好き。」と言う時は、全員一緒にいるときでも、一人一人に言うときでも大丈夫だと思います。順番はつけることは出来ないとお話しください。兄弟姉妹間の比較ではなく、ママとそのお子さま一対一の関係のお話だからです。
 

【「ママが一番好きなのはパパ。子ども達はその次に大好き。」と言うときは】

「ママが一番好きなのはパパ。子ども達はその次に大好き。」と言うときは、「一番好き」と言ってくれる人を求めて、子ども達の巣立ちが早いかもしれません。子ども達はいずれ自活し家庭を持ちます。生涯の伴侶を一番好きと言うのも、夫婦とはそうゆうものなのだと知る機会になるかもしれません。
 

【特別に愛されているという幸福感を】

誰かとの比較ではなく、特別にママから愛されている幸福感を、感じてもらえる心遣いをされてみてはいかがでしょうか?プレゼントやお出かけもお子さまは嬉しいと思いますが、病気の時に心配顔をしていた母の表情や、発表会の時に涙を浮かべていた母の姿から、特別に愛されていた幸福感を思い出す方もいる様子です。

【母の特別な愛の力】

そんな母の優しさは、お子さまの苦難困難や悲しみに、立ち向かう力になると思います。
2023-05-29

Q.92パパが厳しいようで…

2023-05-30
Q.パパは子どもに少し厳しいようで、子どもが泣いてしまうことがあります。問題ないでしょうか?
A.父親の厳しさも親の愛ですので、必要な時があります。しかしながらいつもお子さまが泣いてしまうのであれば、「小さい頃からのおびえや思春期の強い反発」等の反動になることも可能性としてあります。パパの優しさと厳しさのさじ加減は、いつもお子さまと接している、ママの裁量やサポートが必要かもしれません。
 

【パパの疲れ具合はお子さまにはわかりません】

パパが疲れて帰ってきたとき、子ども達は嬉しくてはしゃぐかもしれません。パパも家庭サービスとして、子どもの気持ちに合わせようとしますが、空腹やストレスで、自己抑制の限界を超えると、怒鳴ってしまうことはあるかもしれません。限界前に、お子さまの興味の矛先を変えたり、別の部屋に誘導したりは、ママの知恵の使いどころだと思います。
 

【パパの△と×の境界線がわかるのはママです】

お子さまがお茶をこぼしたときに、パパは、「次からは気をつけなさい」で済んでいたのに、牛乳をこぼしたら、カッとしてしまうことがあるかもしれません。お茶はすぐに拭き取れば、カーペットはシミになりませんが、牛乳はにおいが残る可能性があって、感情にブレが起こったのかもしれません。
 

【パパの気持の解説を】

『飲み物をこぼしたときに、前は怒らなかったのに、今日は怒られた。なぜだろう?パパは気分屋なのかな?』と、パパを誤解するかもしれません。お子さまへの解説はママがした方が、お子さまはわかりやすいかもしれません。
 

【失敗からしか学べないこともある】

 パパのお仕事でも、失敗からしか学べないことはあると思います。子どもが小さいうちはこぼすの事で、こぼさないようにしようと学習しているのだと、パパのご機嫌が良いときに、お伝えしてみてはいかがでしょうか?パパの了解を得て、こぼしてもすぐに洗濯可能な敷物を、カーペットの上に敷いたりする等の、工夫はした方が良いかもしれません。
 

【忙しくて子どものことがわからないパパに】

本当に忙しすぎて、小さなお子さまの、細やかな気持ちがわからないパパはいると思います。そのあたりの心の動きは、パパへのママの解説が必要でしょうし、一般的にそのお年のお子さまはどのような動きをするのか書籍等で、知ってもらう方法も有効かもしれません。

【お子さまの性別によってもパパの優しさ厳しさは違うようで】

お子さまの性別によっても、パパの厳しさ優しさは違うように感じます。例えば、厳しそうなパパは、息子ばかりの兄弟に見かけることがあります。娘が3人いるとパパもあまり厳しくなさそうにみえます。
 

【息子ばかりだと】

息子ばかりだと、パパは競争意識が芽生えるのでしょうか?そのあたりの所は、パパご自身に聞いてみて下さい。ただ、男兄弟ばかりの10代以上の息子を持つママからは、「うちには息子がもう一人いる」と数人から聞いたことがあります。パパも息子のように見えてしまう時があるらしいです。
 

【お子さまのカルチャーショック】

パパやママが、フレンドリーであればいいかと言えばそうでもないように感じています。家庭内では、話し合いで、子どもの考えや気持が優先していて、家庭の中では、「ママという名前のお友だち、パパという名前のお友だち」のような感覚をお子さまが持った場合、幼稚園や学校でカルチャーショックを受けることになります。
 

【教え導く先生の存在】

幼稚園や学校に行くと、教え導く立場の先生がいます。同じ年代のお友だちもいますので、自分の意見や気持が、すんなり通らないことが多くなります。今まで自分の気持ちが優先したのに、幼稚園や学校では、自分が周りに合わせなければならないからです。気持のベクトルが真逆なので、カルチャーショックを受けます。
 

【家族を良い方向に導く御両親の存在】

その為、家庭内でいつもフレンドリーであれば良いのでもなく、先に生まれて人生を経験してきた人としての、御両親の導きは必要だと思います。先人としての優しさと厳しさの育みは必要だと思います。
 

【パパの厳しさに困ったときに】

ご質問のように、パパがあまりにも厳しいようでれば、体は小さくても、一個の人格を持った魂であることを、お伝えしたほうが良いと思います。つまり喜怒哀楽や善悪は、パパと同じように感じているということです。言ってもわからないと思わない方が良いと思います。体は小さくて言葉で表現できなくても、感じているはずです。
 

【パパの厳しさ発揮してもらうには】

パパが厳しすぎると感じるのであれば、パパのいないときに、パパの優しさをママが伝えてましょう。パパが自分を大切に思ってくれていることは、それで伝わります。本当に叱らなければいけない大事なときに、パパに登場してもらったらいかがでしょうか?

Q.91子どものティッシュペーパー遊び

2023-05-25
Q.子どもがティッシュペーパーを出して困っています。どうしたらいいのでしょうか?
A.ダメをたくさん言うより、お子さまの好奇心を満たす方法を考えられたら、良いと思います。

【お子さまは代用品よりも本物を求めます】

気持をティッシュペーパーからそらそうとして、代用品を提示しても、お子さまは本物の現物を求めることの方が多いようです。

【お子さまの好奇心をまず満たしましょう】

お子さまは、ティッシュを引っ張っても引っ張っても出てくるわけですから、不思議だし面白くてたまりません。箱が空になるまで、出したいだけだけ出させてあげましょう。

【仕組みを『自ら体験』する】

次に1枚ずつたたんで、引き出ししやすいように、組み合わせていきます。このときの注意点として、全部でなくても良いのですが、大人任せではなく、お子さま自身が、「折ったり、組み合わせたり」を体験していくと、仕組みを理解できるようになります。

【箱の中にたたんだティッシュをセットで入れる 】

箱の側面を開け、たたんだティッシュをまとめて入れます。その様子も、お子さまに見せた方が良いと思います。

【ティッシュを引き出す様子を側面からも見る】

ティッシュが引き出される様子を、上からだけでなく、側面からも見せてあげると、好奇心が満たされていくと思います。

【ティッシュが引き出されたら、同じ事を繰り返しする】

もう一度箱がからになったら、同じようにおりたたんで組み合わせて、しまうことを親子でやってみましょう。

【仕組みがわかると、好奇心が満たされます】
仕組みがわかると、興味をなくしてしまう事もある様子です

Q.90お手伝いのスタート

2023-05-16
Q.子どもにお手伝いをさせたいのですが、どのように始めたらよいでしょうか?

A.子どもの「やりたい♪」事から始めると、人の役に立つ喜びが広がります。

 

【人の役に立つことの幸福感は本能】

 人は他人の役に立つことに、本能的に幸福感を感じると、言われています。
ですから、幼児期の子ども達は、純粋な心そのものなので、お手伝いは大好きです。
もし、お子さまに「やらされ感」があるようであれば、関心領域でない内容なのかもしれません。
 

【お手伝いのスタートは、興味のあることから】

幼稚園でお子さま達からよく聞くのは、「洗濯物をたたむむ」「お風呂そうじ」「冷たい麦茶をコップに入れる」「テーブルを拭く」「お皿を洗う」等です。
「好きこそ物の上手なれ」で、やりたい事から始めると、長続きするかと思います。
そして、多少の事は目をつぶって、お子さまの満足度を上げていくのも、人の役に立つことの喜びを蓄積する上で、大切なことだと思います。
 

【興味関心がいっぱいあるときに】

好奇心が旺盛で、数分ごとに興味が移っていくお子さまの場合、一点集中型お手伝いではなく、今日は○○、明日は□□、とお手伝い内容が変わっていっても良いと思います。
まずは、お手伝いが楽しいと思ってもらうのが優先です。
お手伝い内容が一巡したあたりから、お子さまと相談して、家族の一員として、どんなお手伝いが継続して出来そうか、相談されると良いと思います。

【お手伝いに関心がない場合に】

お手伝いに関心がないお子さまがいるとしたら、大人の方からお手伝いを促しましょう。
そして、やってくれたらねぎらいましょう。
「促す+一緒に行動を楽しむ+ねぎらう」をセットで繰り返した後、「お子さまが手助けなしにお手伝いが出来たときも、ほめましょう。」
お手伝いも楽しいものだと思ってもらえたら成功です。
負担感のない、手軽に出来ることが良いと思います。
 

【ねぎらいの言葉】

ねぎらいの言葉は「手伝ってくれてありがとう。」が一般的な言葉です。
「お母さん助かったわ。」というお母さんのお手伝いから、「家族のハッピーのお手伝い、ご苦労様。」に移行していくと、自己満足以上に、「家族のためになった、役立ち感」が、育まれると思います。


 【お手伝いに対価(報酬)は必要ないと思います】

お手伝いをするたびに、お小遣いを渡す必要はないと思います。
なぜなら、赤ちゃんとして生まれてきてから、お手伝いが出来るまでに、何回オムツを替えてもらい、お風呂に入れてもらい、食べ物を食べさせてもらい、ぐっすり眠らせてもらっているでしょうか?
無報酬でパパやママは、お世話をし、愛情を注いで下さいました。
お手伝いは、家族の恩へのわずかなお返しですから、お小遣いをもらったら、借金が増えていくようなものだと思います。
 

【無報酬の優しさの、幸福感を育む大切さ】

お手伝いのお小遣いをもらうことで、もっとお小遣いをもらいたいという欲望が増えていきます。
そして、人に優しくすると必ず対価があると期待するようになります。
優しくすることの幸福感が消えてしまうのです。
優しさは人として生きていく上で、とても尊く大切な価値です。
真心からの優しさの価値を、大切に幼児期に育みたいものです。
 

【お手伝いは、社会貢献の第一歩になります。】

お手伝いは、人のお役に立ちたいという、人間の本能とつながっています。
人の役に立つ幸福感を体験していると、大人になったときに、社会に役立つ仕事への「やりがい」や「生きがい」になっていくことと思います。
 

まず、お子さまの関心事から、お手伝いを遊び感覚で、始めてみましょう。わたし達は、お子さまお一人お一人が、将来生まれ持った才能を輝かせ、未来を拓く人財になるよう願っています。

TEL. 046-861-0720
お電話でのお問い合わせもお待ちしています
田浦幼稚園
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TEL.046-861-0720
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