ブログ
Q.145 子どもの荷物
2024-08-26
Q.子どもの荷物をなぜ親が持たないようにするのがよいのでしょうか?
A.自分の荷物を自分で持つことは、段取り力、判断力や、責任感などの仕事力につながるからです。
【自分の荷物を自分で持つと】
自分の物を自分で持つ習慣ができると、自分の物を、自分で支度することが、容易になります。小学校、中学、高校と、親が荷物を持ってあげるのが習慣になっていると、忘れ物をするたびに、親のせいにし、忘れ物を親が持ってきてくれるのが当たりだと思いがちです。
【荷物を自分で持ち、身支度を自分でする習慣の人】
成人するまでに、この習慣が当たり前になっている人は、最低限の自己責任感は身につくはずです。荷物が重くならないように、要る物要らない物の判断ができ、段取り力も身につくはずです。
【小学校に入ってからでも善いのでは?】
幼少期からやっていることは抵抗感が無いと思いますが、小学校に入ってから始める場合は、理由付けが必要だと思います。『自分が使うものを自分で持ち、支度することは、大人になって多くの人のお役に立つための自分作りなのだ。』と伝える必要があると思います。
【幼少期から自分の物を自分で持つ習慣づくりを】
『荷物は自分で持とうね。どうしても重い場合は思ってあげるけど、幼稚園に入ったから、もうお兄さんお姉さんだもんね。』『寝る前に明日着る服を用意しようね。持って行くものを園バックに用意しようね。』等声をかけ、できたら『頑張ったね』等のねぎらいは大切だと思います。
【地域によって違うかもしれませんが】
小学校で忘れ物が少ない地域があり、先生が保護者会で聞いてみると、『親御様が連絡帳を見て、お子さまの支度をされていた。』と聞いたことがあります。修学旅行の支度も親御様がされると、自分の物がどこにあるのかわからなくて、ご本人が困るはずです。
【親が協力して自立を促す】
小学生が連絡帳を見て、自分で用意したら、忘れ物をする事があると思いますが、忘れ物をしたとき、人に借りたり代用品を使ったり、臨機応変さの勉強になります。そして次に忘れ物をしないための知恵や工夫が生まれます。自分の荷物を持ち、支度をする中で自立を促すことは、将来の仕事力につながる為、御両親が協力されることをお勧めします。