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園長の子育てブログ

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Q.140 子どもによい音楽は?

2024-06-24
Q.『胎教用の音楽』の話は聞いたことがありますが、『幼児用のよい音楽』はありますか?
A. 『胎教用の音楽』は幼児期も『心の穏やかさ』の点で、有効です。
 

【身近な人の心の状態】

お仕事をしているとき、同僚や上司が、いつもイライラしていたり、怒りっぽかったり、落ち着きがないと、自分までそわそわしたり、気持がざわついてきます。ざわついた心の状態は、周りの人に悪影響を及ぼしてしまいます。
 

【心の穏やかさ】

『わが子には、人から好かれる人になってもらいたい。』と思うのは親心です。人柄が穏やかであることは、一緒に過ごす人にとっては、とても重要です。その為、仏教には座禅があり、平静心の大切さをお釈迦様は説かれたのだと思います。
 

【α波と穏やかさ】

穏やかな状態の時の、その人の発信している周波数はα波だと言われています。α波は、周波数でいうと8Hzから13Hzの範囲で、落ち着いている状態の時に出る周波数だそうです。
 

【胎教用音楽はα波の音楽】

胎教用音楽はα波の音楽で、ヒーリング効果が高いと言われています。集中力の向上にも使われることがあります。ですから、胎教用音楽は赤ちゃん限定音楽ではなく、幼児にも大人にも有効な音楽だと思います。
 

【α波の音楽】

α波の音楽の種類は、クラシックの中から、胎教用の音楽をネット検索されると出てくると思います。又、鳥の声や水の音等自然界の音を収録した物もα波の音として、癒やしや心に潤いを与えてくれています。
 

【童謡】

昔ながらの童謡は、高低の音の差に無理がなく、リズムも複雑でなく、言葉もきれいな言葉と使っているので、幼児用として聞かせて、一緒に歌うと、楽しいと思います。
 

【近年の子どもの歌】

メロディーも、リズムも、言葉も、時代にマッチしていますので、基本的にはお子さまは喜ぶと思います。幼児は歌から言葉を習得する事がありますので、親御様が使わせたくない言葉の歌詞があるようなら、その曲は聞かせなくてよいと思います。
 

【BGMで流れる言葉】

親御様が聞きたい曲を、家でも車の中でもBGMとしてお使いになると思いますが、注意点はあります。まず言葉です。子どもに聞かせたくない言葉を使っていたら、子どもが幼稚園に行っている間に聞いた方が良いと思います。
 

【コマーシャルで使われる音楽】

コマーシャルで使われる音楽は、一瞬で情報をチャッチしてもらう目的があるので、基本的にメロディーもリズムも刺激的です。この種類ばかりずっと聞いていると、お子さまは活発化してきて、場合によっては落ち着きがなくなるかもしれませんので、聞かせすぎにご用心ください。
 

【現代音楽の特徴1】

一昔の歌謡曲や古典的なクラッシックは、○○長調○○短調といった『調が始めから終わりまで一定』又は『調が1回転調しその後元の調に戻る』程度でした。テレビやYouTubeから流れている現代の音楽は、めまぐるしく変わります。
 

【現代音楽の特徴2】

『○分の○拍子』も1曲の中でめまぐるしく変わっています。刺激は強いので、お子さまの場合は、落ち着く音楽を聴かせて、睡眠につくなどの配慮は必要かなと思っています。
 

【田浦幼稚園内の音楽】

元気いっぱいに童謡を歌い、ダンスをし、遊び回るお子さま達ですので、BGMは基本的にα波の音楽です。園内の音楽を割合で言いますと、童謡やダンスの音楽3に対して、流しっぱなしのα波のBGMは7程度だと思います。
 
以上、ご家庭教育の参考になれば幸いです。
田浦幼稚園
〒237-0075
神奈川県横須賀市田浦町5丁目51
TEL.046-861-0720
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