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園長の子育てブログ

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Q.133 幼児期から寄り道をしない理由

2024-02-27
Q.園児が、真っ直ぐに帰宅するのは、そんなに大事ですか?
A.小学校に上がってから、寄り道をしないで帰る為の準備になると思います。将来仕事に役立つ『段取り力』や『公私混同を防ぐ力』の種まきにもなると思います。
 

【園児の寄り道とは?】

寄り道の代表的なのが、園バスを降りて、親子でそのまま公園で遊び、子どもが遊びから家に帰る定刻に帰宅するパターンです。次に多いのが、制服のままお友だちの家やマンションの集会所に親子で行き、夕方遅くに自宅に帰るパターンがあります。
 

【幼児期の習慣力】

幼児期の良い習慣は、一生の宝になります。なぜなら、この時期は、純粋で吸い取り紙のように吸収力があるので、表面意識のみならず、潜在意識まで行動パターンが入り、定着化する可能性があります。
 

【小学校に行ってから寄り道しないようにすれば…】

小学校に行ってから寄り道しないように、子どもに言えば良いのではないかと、思われるかもしれません。幼稚園の時は、親子で真っ直ぐ家に帰らなかったこともあるのに、学校からまっすぐ帰るその理由の説明をお子さまに求められたら、矛盾した話にならないよう配慮が必要だと思います。

【仕事に役立つ段取り力の種まき】 

家に帰ってから、着替えて出るまで、約束の時間と場所に到着するには、『時間の逆算の計算』と、『支度の速さの調整』など、将来仕事に役立つ段取り力の種まきを、しています。小さい頃に経験していると、児童や生徒になったときに、お友だちを待たせたり、しないお子さまになります。

【制服で公私(外と内)の切り替えの種まき】

制服を公(パブリック)と考えると、私服は私(プライベート)です。服を着替えることで、公私(外と内)の区別がしやすくなります。例えば、私服で幼稚園に来ると、幼稚園の約束事を忘れてしまうお子さまは、結構います。その為、田浦幼稚園では、一端家に帰ってから幼稚園に来る場合も、制服を着てくるよう、お願いしています。

〈公私混同の芽〉

幼児期に、制服を着たまま、公園で遊んだり、お友だちの家に行ってしまった場合、公私(外と内)が曖昧になります。大人になると、公私混同は仕事上避けるべき事ですが、以外に、子ども時代にその芽を種まきしているのではないかと、感じています。

【お子さまにとっては、父母がお手本】

乳幼児期は、善悪の判断前に、父母のまねから習慣化が始まります。
幼児期の良い習慣を、大人になってからの良い習慣につなげていきましょう。
田浦幼稚園
〒237-0075
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TEL.046-861-0720
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