ブログ
Q.117 人前で大声で泣く我が子
2023-10-16
Q.2歳の我が子は、人前であっても大声で泣き困っています。どうしたらよいですか?
A.『人が嫌がることはしない』は2歳であれば、言葉の理解ができなくても、伝え続けることは大切だと思います。親御様の伝える雰囲気(バイブレーション)から、何かを五感で感じ取っているはずです。
【人の役に立つことに喜びを感じるように生まれてきています。】
人としての尊さは、子どもも大人も同じです。人は人の役に立つことに喜びを感じるように生まれてきています。そのため、人が嫌がるようなことをすると、自分も相手も嫌な気持になると、伝えることは、善いこと悪いことの区別として大切だと思います。
【大人側の雰囲気(バイブレーション)】
泣いているお子さまをだっこしながら、『大きくなったら、自己中でなくて、人が喜ぶことをしていこうね。』などを語ったり、心の中でお子さまに伝えたりする事で、お子さまは、ママの願いや伝えたいことを、感じ取っていく様子です。
【大声で泣いたときの成功体験】
お子さまは、人前で『ギャーと』泣いて、周りの大人が、自分の思い通りにしてくれた成功体験を学習しているはずです。大声で泣いても、大人が思い通りに動いてくれない体験が必要かもしれません。大人側の、知恵を使った準備と忍耐や意志の力が必要かもしれません。
【周りが平和に過ごしている時の大声】
周りが平和に過ごしている時。お子さまが感情のままに大声を出すと、周りの人はびっくりします。お買い物に行って、欲しいおもちゃやお菓子を買って欲しくて、大声で泣く等です。
周りの人が嫌な気持になるので、善くないことだと、予め話しておいた方が良いと思います。
【お出かけ前に話しておくこと】
『お買い物に行くけれど、今日はお菓子は1個だけ。』とか、『ママが良いよといったお菓子の中から一つだけ選ぶ』とか、約束されてみたらいかがでしょうか?約束したら、お子さまもそうですが、大人も約束を守らなければいけません。
【約束しても泣いたら】
スーパーで泣いたら、買い物を中断して、外に出て、落ち着かせる必要はあると思います。落ちついてから、もう1回スーパーに戻っても良いと思います、別日にトライしてもよいと思います。どうしても2つ買って欲しいと言ったら、何も買わないで、帰宅する方法もあります。
【この世は、自分の思い通りにいかないもの】
子ども時代は、大人から制限がかかり、自分の思い通りに行かないことがあって、早く大きくなりたいと、思うことがあるかもしれません。しかし、大人になってから、何事も自分の思い通りにいかないことを、人間は学習していきます。
【人は変えられないけれど、自分を変えることはできます】
大声で泣いて、自分の思い通りにならなかった時に、我慢したり、アイデアを考えたりして、お子さま自身が、自分を変えていくことができるのではないでしょうか?
【田浦幼稚園で育む善悪】
田浦幼稚園では、入園したばかりのお子さまには、頑張っていることや、前進したこと、優しさなどの善いところをキラキラ拍手でほめて、自己肯定感と信頼関係を築きます。その上で、人にされたら嫌なことは、お友だちにしないよう、育んでいます。
