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園長の子育てブログ

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Q.92パパが厳しいようで…

2023-05-30
Q.パパは子どもに少し厳しいようで、子どもが泣いてしまうことがあります。問題ないでしょうか?
A.父親の厳しさも親の愛ですので、必要な時があります。しかしながらいつもお子さまが泣いてしまうのであれば、「小さい頃からのおびえや思春期の強い反発」等の反動になることも可能性としてあります。パパの優しさと厳しさのさじ加減は、いつもお子さまと接している、ママの裁量やサポートが必要かもしれません。
 

【パパの疲れ具合はお子さまにはわかりません】

パパが疲れて帰ってきたとき、子ども達は嬉しくてはしゃぐかもしれません。パパも家庭サービスとして、子どもの気持ちに合わせようとしますが、空腹やストレスで、自己抑制の限界を超えると、怒鳴ってしまうことはあるかもしれません。限界前に、お子さまの興味の矛先を変えたり、別の部屋に誘導したりは、ママの知恵の使いどころだと思います。
 

【パパの△と×の境界線がわかるのはママです】

お子さまがお茶をこぼしたときに、パパは、「次からは気をつけなさい」で済んでいたのに、牛乳をこぼしたら、カッとしてしまうことがあるかもしれません。お茶はすぐに拭き取れば、カーペットはシミになりませんが、牛乳はにおいが残る可能性があって、感情にブレが起こったのかもしれません。
 

【パパの気持の解説を】

『飲み物をこぼしたときに、前は怒らなかったのに、今日は怒られた。なぜだろう?パパは気分屋なのかな?』と、パパを誤解するかもしれません。お子さまへの解説はママがした方が、お子さまはわかりやすいかもしれません。
 

【失敗からしか学べないこともある】

 パパのお仕事でも、失敗からしか学べないことはあると思います。子どもが小さいうちはこぼす事で、こぼさないようにしようと学習しているのだと、パパのご機嫌が良いときに、お伝えしてみてはいかがでしょうか?パパの了解を得て、こぼしてもすぐに洗濯可能な敷物を、カーペットの上に敷いたりする等の、工夫はした方が良いかもしれません。
 

【忙しくて子どものことがわからないパパに】

本当に忙しすぎて、小さなお子さまの、細やかな気持ちがわからないパパはいると思います。そのあたりの心の動きは、パパへのママの解説が必要でしょうし、一般的にそのお年のお子さまはどのような動きをするのか書籍等で、知ってもらう方法も有効かもしれません。

【お子さまの性別によってもパパの優しさ厳しさは違うようで】

お子さまの性別によっても、パパの厳しさ優しさは違うように感じます。例えば、厳しそうなパパは、息子ばかりの兄弟に見かけることがあります。娘が3人いるとパパもあまり厳しくなさそうにみえます。
 

【息子ばかりだと】

息子ばかりだと、パパは競争意識が芽生えるのでしょうか?そのあたりの所は、パパご自身に聞いてみて下さい。ただ、男兄弟ばかりの10代以上の息子を持つママからは、「うちには息子がもう一人いる」と数人から聞いたことがあります。パパも息子のように見えてしまう時があるらしいです。
 

【お子さまのカルチャーショック】

パパやママが、フレンドリーであればいいかと言えばそうでもないように感じています。家庭内では、話し合いで、子どもの考えや気持が優先していて、家庭の中では、「ママという名前のお友だち、パパという名前のお友だち」のような感覚をお子さまが持った場合、幼稚園や学校でカルチャーショックを受けることになります。
 

【教え導く先生の存在】

幼稚園や学校に行くと、教え導く立場の先生がいます。同じ年代のお友だちもいますので、自分の意見や気持が、すんなり通らないことが多くなります。今まで自分の気持ちが優先したのに、幼稚園や学校では、自分が周りに合わせなければならないからです。気持のベクトルが真逆なので、周りが自分をいじめているように感じる等のカルチャーショックを受けることがあります。
 

【家族を良い方向に導く御両親の存在】

その為、家庭内でいつもフレンドリーであれば良いのでもなく、先に生まれて人生を経験してきた人としての、御両親の導きは必要だと思います。先人としての優しさと厳しさの育みは必要だと思います。
 

【パパの厳しさに困ったときに】

ご質問のように、パパがあまりにも厳しいようでれば、体は小さくても、一個の人格を持った魂であることを、お伝えしたほうが良いと思います。つまり喜怒哀楽や善悪は、パパと同じように感じているということです。言ってもわからないと思わない方が良いと思います。体は小さくて言葉で表現できなくても、感じているはずです。
 

【パパの厳しさ発揮してもらうには】

パパが厳しすぎると感じるのであれば、パパのいないときに、パパの優しさをママが伝えてましょう。パパが自分を大切に思ってくれていることは、それで伝わります。本当に叱らなければいけない大事なときに、パパに登場してもらったらいかがでしょうか?
田浦幼稚園
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