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Q.33神仏を信じることについて
2022-05-26
Q.神棚も仏壇もない家が多い中、『神様仏様はいるんだなあ。』と、幼稚園に入った子ども達は、どうして思えるのですか?
A.田浦幼稚園では、昔の人が言った『お天道様が見てますよ。』を『神様仏様は見てますよ。』と言い換えてお伝えしています。
1)【仏像があります。】
合掌のひとときに、各部屋にある仏像に向かってお参りします。目に見える仏像が、身近にあるのは大きいと思います。
2)【神仏の心に自分の心を向けます。 】
合掌は、神仏の心に自分の心を合わせる作法ですので、『いつも見守って下さりありがとうございます』の感謝を神仏に向けると、神仏の電話番号につながる』と伝えています。
素直なお子さまが多いので、これが習慣化されると、神仏の心にアクセスしている感覚をつかむらしいです。入園して、1~2ヶ月すると、その時間前までざわついていたとしても、クラス全体で合掌したときの雰囲気が、すみきったさわやかな雰囲気に変わります。
その様子から、わたし達教員も、子ども達の心が神仏に向かっているのだなあと感じることができます。
3)【努力と感謝の大切さ】
日常に起こる具体例でも、神仏の眼差しを伝えています。
『お友達が早寝早起きをして、縄跳びも跳べるように毎日練習して、お友達にも優しくして、小さい子をトイレに連れて行ってあげたりして、みんなが頑張っているのを神様仏様は見て下さっていると思います。
遠足の日は天気予報は雨マークだったけれど、遠足の時間は雨がやんで、遠足に行くことができました。きっと神様仏様はみんなのことを応援して下さったのだと思います。
だから、今日も神様仏様に、いつも見守って下さりありがとうございますのお参りを、これからしましょう。』等、努力と感謝の大切さを伝えています。
4)【先人の知恵】
『お天道様が見てますよ』と子ども達に時代を経て伝え続けてきた先人達の知恵は、日本人の、神仏への敬いの気持や人格に、善い影響を与え続けてきたのではないかと、感じています。