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園長の子育てブログ

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Q27.「嫌なことがあった」と子どもが言ったら

2023-08-10
Q.「幼稚園で嫌なことがあった」と子どもが言ったら、どのように対応したらよろしいでしょうか?
A.お友達との間で、嫌な思いをすることが多いのではないかと思いますので、お友達関係に焦点を当てて、ポイントをお伝えさせていただきます。

1)【お子さまの話をよく聞き、気持を受け入れましょう。】

お子さまは、お子さまの立場で話されているので、客観的に話しているのではないことを、保護者さまは知っておくことも大切です。嘘をついているのではないので、お子さまの気持を受け止めてあげることで、お子さまは安心感を持つはずです。

2)【その日のうちに幼稚園に、電話をかけましょう。】

子ども達は翌日になると、前日のことを忘れてしまいがちです。その為、その日のうちに幼稚園に電話を入れた方が、事実関係を確かめ易いです。

3)【自分と違う物の見方考え方もあることを伝えましょう】

自分とは全く物の見方考え方が違う相手がいて、その相手が、どんなことがきっかけで、どんな気持で、行動を起こしたのか、説明する必要があります。

4)【相手の立場を知ることの大切さ】

人間は自分の立場で物事を見ますので、相手の立場に立つトレーニングを積まないと、相手を思いやる心は生まれてこないのです。幼稚園、小学校、中学校、高等学校と、相手の立場を考えるきっかけを作るのは、親の役割だと思って、親子関係を築いていただければと思います。

5)【昔話や童話などの物語を読み聞かせましょう。】

登場人物の気持ちになって、お話を聞く内に、気持のイメージが浮かぶようになります。実際の人間関係でも、相手の気持ちを汲み取る力になります。

6)【次に同じようなことが起こったときは、どうするか、親子で相談しましょう。】

「人の気持を操縦することはできませんが、自分の気持ちは100%自己統御が可能」と仏様の教えがあります。人のせい環境のせいにするのではなく、自分でできる努力を話し合ってみましょう。

7)【お子さまが成功者になるための鍵】

成功者の共通点の一つは、『積極的で肯定的で建設的なマインドを持っていること』と、ナポレオン・ヒルが言っています。ですから、気持の切り替えは早い方が良いのです。たとえ嫌なことがあったとしても、必ず一つは善いことがあったはずです。 

8)【1日の終わりはハッピーに】

「今日もお友達がいてくれたおかげで、楽しく遊ぶことができたね。よかったね。」「晴れて外で遊ぶことができたね。お天気の神様にありがとうございますだね。」等、明るい気持で一日が終わるようご配慮いただければ、お子さまの明るい人生観作りに役立つと思います。
田浦幼稚園
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