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園長の子育てブログ

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Q.17コロナ禍のお子さまの変化

2022-04-11
Q.コロナ禍でお子さま達に変化はありますか?
A.手をつかないで転ぶ怪我が増えました。一人遊びを知らないお子さまが増えました。

1)【手をつかないで転ぶ怪我が増えました。

消毒液や冷えピタなどの補充回数が増えています。顔面や頭などの怪我も増えています。感染予防の為、入園前に公園などで遊ぶことが出来なかったのだと思いますが、転ぶ経験が例年より少なく、とっさに、手をついて転ぶことが出来ない様子です。

幼稚園では、晴れている日は出来るだけ外で遊ぶ時間を作り、外遊びの経験を増やし、体力づくりしています。また、お子さまの現状を鑑み、園庭を、ゴムチップの園庭に整備しました。

2)【『一人遊び』を知らないで入園されるお子さまが増えました。】
一人遊びとは、大人の介添えや、お友達との関わりなしで、一人で遊ぶ遊び方です。おもちゃで一人で遊んだり、公園で人との関わりなしに、滑り台をしたり、お砂場遊びをするのも一人遊びです。


新型コロナウイルス感染が始まってからは、特に弟妹がいない一人目のお子さまは、家の中でお家の方と遊んで過ごされる機会が多かったと思います。その為、幼稚園のプレ保育などで、目の前におもちゃを置いても、遊ぼうとせず、先生をまず手で引き寄せて、一緒に遊ぼうとしたり、『どうしたらいいの?』と指示を待つお子さまが増えてきました。


幼稚園では、先生が少し離れたところで、別のお友達と関わっていることもあります。お家と違って、大人が間近にいないことに、戸惑いを隠せない様子が見られます。

 

【大人の促しなしに、自分で考えたり工夫する一人遊びは、幼児期に知能の発達を促す上で重要です。】

入園されると、年上のお友達が、一人で遊び始めるので、見よう見まねで、自分も遊び始めますが、まず見て学習する期間が必要です。一人遊びは、自分で考えたり、工夫したり、イメージするひとときですので、脳に刺激を与えて、知能の発達を促す重要な遊びです。

 

【『親子で一緒にトコトン遊ぶこと』と、『一人遊びを楽しむこと』のバランスを配慮しましょう。】

お家で、お子さまに一人遊びを経験させてあげる工夫として、お子さまには車のおもちゃやおままごと、絵本を用意してあげて、お子さまの近くで、お母様は、読書をしたり、家計簿をつけたり、料理されてみてはいかがでしょう。


お子さまが関わりを求めたら、返事をしたり、次の遊びを提案してみたり、ずっとそばにいなくても、遊ぶことができるよう、促してはいかがでしょうか?


ご一緒に親子で遊ぶのも、親子の絆作りには重要です。

ですから、『一緒にトコトン遊ぶこと』と、親が家庭の仕事をしているときは、『一人遊びを楽しむこと』の両方を、バランスよくされることをお勧めいたします。

田浦幼稚園
〒237-0075
神奈川県横須賀市田浦町5丁目51
TEL.046-861-0720
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